歴史を辿る:
ベルロイが
10年目に突入!

ベルロイは、デザイナーと製作チームが従来の財布をもとに、毎日の生活をより良くするだけでなく、人々の人生をより豊かにするデザインを生み出そうと志して、10年前に誕生しました。
そして10年後の今、こうしてここに居られること、さらにベルロイを愛する仲間が増えたことにとても嬉しく思っています。初めてベルズビーチのキッチンテーブルを囲んでアイデアを練った日から、長い道のりを歩んできました。今のベルロイがあるのは、お客様をはじめとする仲間のおかげです。ベルロイの進化は皆の進化。これまでの記憶に残る出来事を振り返ります。

A Journal Image

2010

たった1つの製品からのスタート

キッチンテーブルを囲んで、財布がどれほどスリムになるのかを世界に示すため、製品デザインや製作、ビジネスに関する個々の知識と楽観的な思考、さらに自分たちのバッグ専門ブログ『Carryology』からマーケティングにおけるインサイトを引き出そうと話し合っていました。そしてベルロイ初の製品として、現在「Slim Sleeve」の名で知られる財布が誕生したのです。

やがてすぐに1から5へ

ベルロイは8月に初めての製品シリーズを発表。メルボルンにある裏庭のフェンスの上で撮影した「The Very Small」「Very Protective」「Slim Sleeve」「Hide & Seek」「Take Out」と名付けた5種類の財布は、どれもミニマルなフォルムで毎日の必需品を持ち運べるデザインでした。


お札が奇妙に動くストップモーション動画をスタート

ベルロイのフォトチームが実験的に製品画像に動きをプラス。これ以降、ベルロイのストップモーション動画は長い道のりを経て、進化を遂げたと言っても過言ではありません。

A Journal Image

2011

瞬く間にスリムな財布がトレンドに

ベルロイチームはすぐに、世界がスリムな財布を待っていたということに気づき、製品の数を倍に増加。slimyourwallet.comを制作し、今日でも知られるキャンペーンをスタートしました。

スリムデザインのトラベルウォレットが誕生

デイリーに使える財布で最初の成功を収めた後、旅向けのデザインにも進出して、発売以来ベルロイの人気を誇るアイコニックな「Travel Wallet」を発表しました。

A Journal Image

2012

ベルロイにとって初となる海外の小売店Huckberryと契約を結ぶ

これを皮切りに現在、ベルロイの製品を取り扱う小売店数は世界中で1200以上に。8年経った今でもHuckberryはその仲間の一つとして名を連ねています。

A Journal Image

2013

ベルロイの営業チームが初めてラスベガスの国際見本市へ

メルボルンでハンドメイドされたファイバーボードのトランクにベルロイの財布を入れ、国を渡って初めて国際見本市に参加。

ベルロイの取り組みに対する支持を受け、事業を拡大

2013年9月に、ベルロイは生産量を増やすため、製造業者にフル操業を依頼。これにより、インドのチェンナイにある工場の2つの階に渡って90人の職人たちがフルタイムでベルロイの製品を製造することになりました。(現在もその多くの職人がベルロイの製品づくりに携わっています)

A Journal Image

2014

フィッツロイへ移転

2014年、当初から深い繋がりがあったメルボルンの郊外にあるフィッツロイへ移転。メルボルンの最もクリエイティブな企業(やカフェ)が集まるエリアに建つ、チョコレート工場を改装した建物が正式にベルロイのオフィスとなりました。

ニュースレター配信をスタート

今となってはあまり振り返りたくないような気もしますが、何事も始めたことが大切ということで。2014年6月にRoy the Owlによるニュースレターを配信しました。(これ以上はノーコメント)

A Journal Image

2015

ベルロイが新たな「B」を取得

これまでずっと世界をより良くするために事業を活用したいと考えていたベルロイは、2015年に社会や環境における問題解決に取り組む、国際的なB Corp認証企業の一員となりました。

財布以外にもコレクションを拡大

ベルロイのフォンケースコレクションは、iPhone 6向けのデザインが始まりでした。(覚えていますか?)それから「Phone Case - 3 Card」 は当初のデザインから改良され(私たちのお気に入りであるマグネット開閉を最初に取り入れたモデル)、今でもベルロイファンや共同創業者のアンディーに愛されています。

ゴールドランクのなめし工場に限定したレザー調達を開始

長い年月をかけてレザーの仕入れ方法における改良に努めた結果、2015年にレザー・ワーキング・グループ(皮革のサプライチェーンにおける環境管理に取り組む国際団体)によってゴールドランクと認定されたなめし工場からのみレザーを仕入れることを決定。認定を受けたなめし工場は、定期的に監査され、水の使用量や排水、公害、労働者、労働条件などに関する厳しい基準を満たしていることが証明され、私たちは長持ちする耐久性に優れた高品質レザーを仕入れることができるのです。

A Journal Image

2016

バーニーズ・ニューヨークと共に新たなカラーを展開

ファッションを中心に取り扱うニューヨークのセレクトショップとコラボレーションして、新たなレザーと大胆な色使いで遊び心を効かせた初のコレクションを発表。同コレクションはすべて完売し(エレクトリックブルーの虜になった人も多いはず)、翌年にはさらにカラーバリエーションを増やして第2弾を展開しました。

まったく新しい分野を開拓:ワークアクセサリー

財布のデザインで取り入れたスリムな収納構造を生かして、毎日仕事で使う必需品を持ち運べるワークアクセサリーシリーズを発表。これにより、ベルロイは従来のポケットサイズとは異なるスタイルを生み出しました。「Notebook Cover Mini」は瞬く間にベルロイの会議の常連に。筆記用具と作業道具、ワークアクセサリーの違いについて掘り下げて議論したことを覚えているスタッフもいるはず。

A Journal Image

2017

ポケットに隠れるのはもうおしまい。ベルロイのバッグが登場!

創業当初からバッグブランドになりたいと考えていましたが、ベルロイのバッグを世に出すまでには数年を要しました。長年に渡って集めたデザインの技と消費者インサイトを熟知し、しっかりと準備を整えたことで、バッグのデザインと製作方法に他とは違うビジョンをもたらすことができたのです。そして2017年後半、現在ベルロイで人気の定番モデルとなっている「Classic Backpack」を含む、6つのスタイルによる初のコレクションを発表しました。

Made for Googleデザインを発表

ベルロイはブランド立ち上げ当初から、一人ひとりの毎日の生活を向上させるために製品をデザインしてきました。そしてシリコンバレーを拠点とするあまり知られていない小さな企業(ユーモアなジョークとして受け取って)、そうグーグルが同じ志をもって、製品を依頼してくれた時はとても感動しました。そしてPixel用のレザーケースとPixelbook用スリーブ、Pixelbookペン用クリップをデザインして、初めてのMade for Googleコレクションを発表したのです。

オーストラリアで誕生した小さなキャリーブランドが、レザー・ワーキング・グループにおける動物保護団体小委員会の初代議長に選出

ベルロイという名をさらに広めるきっかけとなった初めての会議が香港で開催され、いくつかの世界を代表するブランド(誰もが絶対に知っている、または身に着けたことのあるブランド)の前で議長を務めました。ベルロイは現在も議長として、皮革産業におけるトレーサビリティや動物保護基準の向上に努めています。

A Journal Image

2018

「Classic Pouch」がベルロイで最も人気の製品に

多くの人にベルロイのポーチを気に入っていただけたことはとても嬉しいことです。これまで豊富なカラーバリエーションでアレンジしてきましたが、今後もこの控えめで小さなベストセラーをさまざまなデザインで表現していく予定です。

B Corp認証企業として更新

B Corpの一員であり続け、企業責任を果たすためには、3年毎に新たな申請書を提出して、認証を更新しなければなりません。これは自分たちが世界にとって良い取り組みをしていることを思い出させてくれる良い機会です。

A Journal Image

2019

購入いただいたベルロイの製品は200万分の1に

2019年にベルロイの製品販売数が200万個を達成しました!仲間たちによるベルロイの製品にまつわる様々な体験を聞くのが好きなんです。トムはスターバックスの列の中でベルロイを持った人とハイファイブを交わしたり、別のトムは財布を3回も洗濯してしまったり(絶対に試さないで)、ヤコブは雪の中で失くした財布を1ヶ月後の雪が解けたときに見つけたり……

ベルロイファンがクロスボディバッグの虜に

これまでで最も人気の製品となった「Sling」は2週間で完売。サプライチームは嬉しい悲鳴をあげました。数ヶ月以内に再入荷し、世界中で「Sling」が愛用されている光景を想像していました。

プラスチックボトルをバッグに変身させ、サステナブルシリーズを発表

長年にわたって研究や実験、試作を実施し、素材の品質や耐久性を損なうことなく、再生プラスチックボトルから織布を作る方法を見つけることに成功。コミュニティからの心温まる反応がサステナブルな素材開発へのさらなるモチベーションに繋がり、その結果、資源循環を実現することができました。

A Journal Image

2020

これまでの成果を祝福し、新たな高みを目指す

初めてキッチンテーブルを囲んで議論した日から、100人以上にのぼる世界各国の仲間が働く企業(もはや一つのテーブルには収まりません)へと成長しました。一人ひとりが人々の生活をよりスムーズにし、世界をより良くするために事業を活用するというミッションを掲げ、それぞれの繁栄を目指しています。Roy the Owlからのメールやサーフィン用語、セールスチームとの会議、トランクショーなど、これまで様々なことを共に成し遂げてきた仲間、そしてベルロイに携わるすべての人に感謝を込めて。
2020年のいま、新たな10年の幕開けです。さらなる成長を目指して、2020年はリサイクル素材の使用やクリエイティブなコラボレーション、新たなトラベルグッズ、創業者兼デザイナーのアンディーがいつもデザインしたいと願っているバックパック、「Sling」の新バーションなどに一層取り組む予定です。
これから歩むベルロイの新たな10年をお楽しみに。

More from the Journal